東京都
E様からの
体験談
2月のヒーリングセッションでお世話になりました。
ブログを拝見していたところ、ヒーリングに関するブログがあったので、改めて頂いたレポートを読み直したところ、バチん!とくるものがあったので報告させていただきます。
これまでのセッションで見えてきた、「ヴィジョンを形にする」という私のミッション。そのビジョンとは気高い理想でもあり、世間からは嘲笑されてしまう。それでも自分を貫き、現実と対峙するために、どんなときでも流れを信じて「柔らかに、大丈夫」と進んでいけるためのヒーリングになったとのこと。ありがとうございます。
まさに!と思ったのは、私は今仕事で新サービスの展開をするためにチームメンバーと鋭意、試行錯誤しながら進めています。クライアントの今抱えている課題は何なのか、それを解決するには?誠心誠意考えています。
しかし、私が所属しているのはグローバル企業。同じようなサービス内容の、グローバル製品を売れという圧力。グローバル製品は、品質が悪いんです。しかも日本の市場に合っていない。ライセンスサービスでマネタイズだけは考えられているのですが、これを入れてもクライアントは搾取されるだけ。そんなものをメンバーだって自信を持って導入を進められない!
そんな状況下ですが、以前のようにキーっとなって上に歯向かう事はせず、そうですねー。と言いながらやらない。自分達の信じている方向に進められるよう、舵をとっています。
もちろん新サービスを展開できなければ、かなり危うい立場に立たされる事は必須。本当に自分達の思っているサービスが展開できるのか?どこにも売れないんじゃないか?という不安もありながらも、流れに身を任せれば大丈夫、という自分の奥底からでる安心感みたいなものも感じる事ができています。
また、ヒーリングレポートに書かれていた、かつてソニーのCDなどを開発し、役員でもあった土井利忠さんの話。
遅ればせながら土井利忠さんを調べてみたところ、こんな記事を見つけました。
この記事にある「フローな状態」これだ!と思いました。
日本企業は今までこのフローな状態を自然に生み出していたけれども「やみくもに舶来の経営手法を信奉して」おかしくなってしまったと。
まさに、今の自分の置かれている状態。進めていけばきっとフローな状態に入るから大丈夫という感覚。
あぁ、自分は本当に今魂の道にいるんだ、、、という何とも言われぬ安心感に涙でてきます。
初めてリーディングを受けた2016年のメッセージカードには、
「ヴィジョンをもちなさい。ただなにげなくふわふわと時間をすごしていては、ここに来たのが無駄になりますよ。」と。
あれから8年。ここまで成長しました。本当Nozomiさんに感謝です!
自分のミッションがわかってきた当初も、ピンとこないというか、えーそれ?うーん。その道、あんま乗り気しないんだけどー。という思いながらも、流れに身をまかして、抗わず、するべき事をやっていくと、本当するするっと道が開けるというか、より進めやすい環境を宇宙は用意してくれるものなんだな。と実感しております。
まだピンとこない部分もありますけどね笑
今回も貴重な体験をさせていただき、ありがとうございます。
今後もリンデンバウムさんのイベント、セッション楽しみにしていますね!
Nozomiより
8年!
E様からご縁を頂いて、8年ですか……。
なんと時間が経つのは早いのでしょう。まさに光陰矢の如しでございますね。
それだけの時間の積み重ねがあるからこそ、自身の成長の軌跡がより鮮やかに浮かび上がってくるのではないでしょうか。世の流れも変わったし、E様ご自身も変容されてきた。目まぐるしく光に向かっていることが感じられますね。
そして、土井利忠さんの記事のご紹介ありがとうございます。
私、20年前に土井さんの本(天外伺朗名義)を読んで「なんてすごい人がいるのだ」と感動いたしました。
(Amazon)
このフローの概念。フローが進むとゾーンに入ると説明すると、より一般的かもしれません。
毎回、仕事に集中して「フロー」の状態になると、絶妙なタイミングでスイッチが入って、普通のエンジニアがスーパーエンジニアになり、アイデアが湯水のように沸いて出てくる体験を何度もしたんだ、とね。
で、そういうフローの状態に入ると、なぜか「運も良くなった」と僕は主張した。例えばそのプロジェクトに必要な人材にピッタリのタイミングで出会えたり、新製品を作るためにどうしても必要だった部品が絶妙のタイミングで発売になったり、とかね。プロジェクトに没頭して集中し始めると、運もよくなった体験を何度も僕はしたから。
「サッカー日本代表もソニー経営を取り入れた」:日経ビジネス電子版
ソニーの名だたる発明、CDやロボットの開発にこんな概念が影響していただなんて、なんて面白いのでしょう。
まさに、宇宙の法則通りのことが起きていたわけです。
サポートが入ると、ピッタリの人材にピッタリのタイミングで出会えたり、必要なものが必要な時にやってくる体験。導かれているとしか思えないような、ワクワクする仕事。
大きな組織の中でそんな仕事をしていくためには、おっしゃる通り「わからないふり」をして指示をスルーすることも必要となってきます。仕方ないのです。だって、大抵の上役は悪気無く流れをわかっていないのですから。
こういうとかなり傲慢に聞こえるかもしれませんが、知性を与えられた、知的な感覚を与えられた人間はその能力を使って上手く事を運ぶ義務があるのです。岡田斗司夫さんがこうおっしゃる通りに。
動画46:33頃~
「知性に秀でている者は知性に劣ってる者の代わりに何か考えてあげるのが仕事だから。(中略)頭のいいやつは頭の劣ってるやつのために何か考えて、頭の劣ってるやつでもできるマニュアルまで作って与えてなんぼ。頭がいい人が頭が悪い人を搾取してもうけるのは大嫌い。それをやったら頭がいい意味ないじゃん」
これは本当にその通りで。
自分が頭がいいと考えるなんて非常に傲慢かもしれません。ですが、「天の与うるを取らざれば反って其の咎を受く」。周りに流されて才を使わずに腐らせるのは、天意に背く罪でもあります。
周りがわかってくれるなんてことは、そうそうありません。
わかりません。仕方ないのです。ほとんどの人には見えないのですから。感じられないのですから。
自分が己を信じて動くしかありません。
他者の肯定がなければ動けぬ状態で魂の道を行くことは難しいといえましょう。自分で自分を励まし、肯定し、動くこと。つまり自分の感覚を信じること。ブッダの言うところの「自らのともしびになりなさい」。
そうすると、E様がおっしゃるように「流れに身をまかして、抗わず、するべき事をやっていくと、本当するするっと道が開ける」。これが人生最大の感動の瞬間ではないでしょうか。「ああ、本当に自分は今導かれてここにいて、本当に必要で生かされているのだ」と腹落ちする瞬間。命の意味を実感する瞬間。
普通にやっていたのでは起こらないような奇跡が、自分の人生にだけは起こるのです。
魂はそのように上手くいくことがわかっているのです。
今の自分の置かれている状態。進めていけばきっとフローな状態に入るから大丈夫という感覚。
この安心感、フローで得られるワクワク。
「やみくもに舶来の経営手法を信奉して」周りが納得するような方法では得られません。
このフロー理論を使うと、嘘みたいなことが起こります。固定観念で考えていてはわいてこないようなアイデアがやってきたり、天才的な解決策がやってきたりします。自分が島耕作になった気分になります。笑
「人生生きていて楽しい」「仕事とは奇跡の連続」「ビジネスとはアミューズメントパークのアトラクション」この境地に至るには、フローを利用することが大切。
無茶苦茶なことが起こるのです。
信じられないことが起こるのです。
だからこそ、人生は楽しい。仕事は楽しい。
逆に、まっとうに考えて考えたとおりのことが起こる人生は、いくらそれが成功を約束されたものであってすらつまらないものになります。そんな人生は生きるのに飽きます。特に中年以降は。笑
こちらの土井さんの記事でもう一つ非常に鋭い指摘があったので、ここで紹介させてください。
「古い脳」についてです。
岡田さんが日本代表チームにフロー経営を根付かせるためにやったことの一つが、「つぶやき作戦」だ。
例えば、子どもに「勉強しなさい」と指示すると、逆に勉強しなくなるという現象がNLP(神経言語プログラミング)と呼ばれる心理療法では明らかになっている。
これは「勉強しなさい」というメッセージが、脳内の大脳新皮質と呼ばれる部分に入ってしまうからだよ。ところが人間の行動は、大脳新皮質とは異なる“古い脳”と呼ばれる部分がつかさどっているので、そのメッセージがそのまま実行されることはない。
「勉強しなさい」という言い方には、「あなたは勉強していない人だね」いう隠されたメッセージも含まれている。この隠されたメッセージの方が古い脳に直接入ってしまうから、余計行動につながらないし、こう言われた人は無自覚のうちに勉強しなくなるというメカニズムなんだ。
つまり「指示・命令」が中心となる管理型マネジメントが行き過ぎると、無自覚のうちに指示通りに動かなくなり、組織やチームの勢いが弱くなるのはこの原理によると考えられている。(中略)
そこで岡田さんは「つぶやき作戦」に出た。チームで試合や練習のビデオを見て議論をする際に、ある選手が、自分の前が空いている状況で優れたドリブルを始めたとする。これを見て「いいドリブルだなぁ」と選手たちの前で、さりげなくつぶやくんだ。
こうしたつぶやきは、指示・命令と違って大脳新皮質で解釈されずに、直接、古い脳に入る。これを聞いた選手たちは同じような状況に直面したら本能的にドリブルをするようになる。
「サッカー日本代表もソニー経営を取り入れた」:日経ビジネス電子版
太字強調は記事作成者による
古い脳。
これ、大切なポイントだと思います。
特に、高学歴でキャリアのある人間にとって重要な視点です。
私たちは今非常に大脳新皮質的な社会を生きています。
パワハラはだめでモラハラもだめでセクハラはだめ。とにかくコンプライアンスが大切でポリティカルコレクトネス重視でハラスメントは良くありません。
実に正しい。
実に大脳新皮質的。
つまり、動物的では無く人間的。別の言い方では頭でっかち。
人道的で素晴らしいではないか。
そう思われるかもしれません。
しかし、そこに落とし穴があります。
頭の良いはずの、知性が発達しているはずのエリートが、ぎょっとするような愚かな行為にはまりこんで人生を転落させていく。この現象は古今東西、枚挙にいとまがありません。
この現象こそ、大脳新皮質を重視するあまり古い脳を軽視したことによる現象だと私は考えます。要するに、「人として」生き過ぎて、「動物として」の自分を無視しすぎたと。本能を無視しすぎたと。
動物としての自分、本能を軽視しすぎて起こる障害。
例えば、ある医師の男性はパパ活女子に入れあげて家庭を壊しそうになりました。自らの愚かさに気づいて人生の破滅から踏みとどまれたのは、自分の(古い脳からの)欲求を見つめて素直になれたからです。
若い女を金で買い、自分に媚びさせ、はべらす。
権力を握ってきた男性が古代からやってきたことです。今の時代では明確に好ましくないとされることですね。
彼は非常に聡明な人だったので、若く美しい女性が自分に優しくしてくれても、心が埋まらないことに気づきます。いくら相手が若くて美しくて魅力的であっても、自分はその若さに不釣り合いな中年のおじさんになっているという現実を直視する冷徹さが彼にありました。この客観性、素晴らしいですね。
自分の心の欠落を埋められるのは「若い女と一緒にいること」「女にモテること」ではなかった。
それで埋まると思っていたのに――。
彼は医師になるために有名私立男子校に通い、勉強ばかりの青春を過ごしてきました。日常生活で同年代の女子と触れ合うことはほぼありませんでした。もちろん女性との接し方もわかっていないので、上手く話すことすらできませんでした。
しかし、医師になってからは放っておいても女性が寄ってくるようになりました。上手く話そうとせずとも女性のほうから機嫌を取ってくれてコミュニケーションしてくれました。それによって男子校での暗い青春時代は清算されたかのように見えました。
しかし、結婚相手も恋愛相手も同年代の女性です。
青春時代を共に過ごせなかった若い女性ではありません。
彼は心の飢えをなんとかしたく、アプリで若いパパ活女子と会うようになりました。
しばらくは満たされました。
青春を取り戻せた気になりました。
しかし、女子たちに貢いだ金額が1000万を超えたころ、虚しくなってきました。
それは、魂の根本をえぐる虚しさでした。
自分は、所詮オスとしては求められていないという虚しさ。
彼はあまりにも賢いので、自分の肩書や財力に女性が魅力を感じているのであって、自分自身の男性力でひきつけられているわけではないと気づいてしまったのです。
彼は、「古い脳」が満たされていなかった。
財力でも地位でもなく、純粋に自分をオスとして求めてくれる女性が欲しかった――言い換えると「部活帰りに自転車で一緒に帰る彼女が欲しかった」のです。
彼は10代のころに、地位もお金も得ていなかった頃に、純粋に異性から求められたかったのです。中年になって財も地位も得た今に、若くて美しい女性と一緒にいても、彼の「古い脳」は満たされないのです。
これが男女逆バージョンとなると、東電OL殺人事件になります。自分の身体がいくらで売れるのか知りたいエリート女性という悲劇。これも「古い脳」の満たされなさが引き起こしたとは言えないでしょうか。
かように、大脳新皮質のみで生きようとすると、思わぬところで古い脳の逆襲にあいます。いくらハラスメントが良くないとかコンプライアンスがとか頭ではわかっていても、古い脳の欲求はなくなりません。それは根本的な生命としての欲求だからです。
ゆえに、私たち(特に学校のお勉強ができたり優秀だと言われてきたタイプの人間)は、大脳新皮質に偏り過ぎないよう、古い脳の欲求を抑圧しすぎず無視しすぎないように折り合いをつける必要があります。古い脳に乗っ取られてしまうのももちろんよくありません。(波動の低い)本能的な欲求を自覚した上で、その性質を律してコントロールすることが肝要です。
この「古い脳」がある自分、低次の愚かな自分の一部を知り受け入れることで、私たちは世の中の知性に劣ってる者に対しても正しく対処することができます。自分の愚かさをわかっているからこそ、知性に劣っている愚かな人に対して「そうか、わからないのも仕方ない」と理解できます。「なぜわかってくれないのだ」とは憤らないのです。
記事の中で土井さんは上手く伝わらないことの歯がゆさも吐露しています。
わからない人には、わからないのです。
しかし、現在のソニーは復活しました。
そのきっかけを作ったのが平井一夫さん。
その平井さんに、土井さんはフローについて伝えたそうです。
平井(一夫、現ソニー社長兼CEO)さんには、フロー経営について書いた私の著作をいくつか贈ったけどね。どこかでソニーは目覚めてくれるかなと期待はしているよ。繰り返しになるけど、トップ自ら気が付かないと、組織はフロー経営に戻らないからね。
「サッカー日本代表もソニー経営を取り入れた」:日経ビジネス電子版
わからないかもしれないけれども、伝え続ける。
この粘り強い努力も素晴らしいですね。
さて、E様からこのタイミングで体験談を頂いたこと自体が、実はシンクロニシティだったりします。今、ワーケーションについての記事を書いており、週末に公開予定です。その記事に、E様のことを書いていたのです。今回ワーケーションで星野リゾートのお宿を使った関係で。
これは面白いです。
ヒーリングを受けたのが2月ですから、2月や3月に体験談をいただいてもおかしくないですよね?
でも、2か月経って今のタイミング。
すごいですね。
まさに私たちは大きな流れに導かれていますね。
そのことを伝えるタイミングでこの体験談を送ってくださり、誠にありがとうございます。大いなる導きに感謝いたします。