優しい世界を作る「小さな親切 大きな感謝」

タフティ・ザ・プリーステス 世界が変わる現実創造のメソッド
「これは永久保存版」
という表があります。

タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド(Amazon)

これさえあれば、幸福に人生を送れるというスペシャルな表が。
それを特別にここで引用します。(165ページ)

望まないことそのために気をつけること
攻撃的なタイプの人に出会う攻撃しない
批判される他の人を批判しない
決めつけられる他の人を決めつけない
自分だけひどい目にあう他の人に害を与えない
不安にとらわれる周りの人を不安がらせない
痛い人だと思われる自分の機嫌は自分で取る

すごくないですか。
本当にすごい。

1ページ前に載っているもっと深いバージョンだとこうなります。

望むことそのために実行すること手に入る現実
友達との楽しい時間聞き上手になる仲間と楽しく過ごせる時間
自分に興味を持ってくれる相手に興味を示すあなたに興味を持ってくれる人との関係
助けが欲しい
サポートされたい
周りの人を助けるあなたが困っていると手を差し伸べてくれる人とのつながり
自分をわかってほしい周りの人を理解するあなたの気持ちをわかってくれる人とのつながり
思いやりがある人との関係周りの人に思いやりを持って接する愛情深い人とのつながり
自分に共感してくれる相手に共感するあなたに共感してくれる人との関係
リスペクトされたい周りの人をリスペクトするあなたを尊敬する人とのつながり
周りから好かれたい周りの人に親切にするあなたのことを大好きな人との縁
周りの人からほめられたい目の前の相手をほめるあなたを認めてくれる人との縁
愛されたい人を愛するあなたを愛する人との縁
望むことそのために実行すること手に入る現実

そして、この本の中にはある言葉が書かれています。
それがすごすぎるのでご紹介させてください。
その言葉は――

文句を言う前に愛せ

金言すぎます。
はじめてこの言葉を本の中に見つけた時、心に刺さりすぎて、呼吸が止まりました。笑

心に縫いつけます。
「文句を言う前に愛せ」。
これこそが最強のライフハック。

しかし、これがまったくできていなかったことがあります。
以前書いた、骨折した時です。

写真AC

骨折した当初は、さすがにネガティブな気持ちにもなりました。
実際に足がズキズキ痛いと気持ちが落ち込んで、悲しくなったり怒りがわいてきたり情けなくなったりしました。「どうして自分だけこんなことになるんだ」と被害者意識にとらわれました。

こんなふうにネガティブ陰キャしていた時は、人からも助けてもらえませんでした。
むすっと笑顔もなく「どうせ自分なんて」と殻に閉じこもっていました。

孤独死した人の検死解剖を何件も手掛けてきた法医学者の岩瀬先生。彼は、以下の動画で
「老後はコミュニケーションを取りましょう」
とおっしゃいます。

人見知りをしてコミュニケーションを取ろうとしない人(コミュニケーション能力の低い人)ほど孤独死する。
これって、「人から助けてもらえない人」という意味だと思うんですね。骨折した当初の私も、まさにこの「心を閉じて周りとコミュニケーションを取ろうとしない人」になっていました。悲しいことです。

そして、現実にも助けてもらえませんでした。
「どうせ自分なんて」とネガティブうじうじ陰キャな波動を出していると当然と運気も下がり、どんどんと暗い世界に落ち込んでいきました。孤独死する人と似た内向性ムーブにはまっていました。

ですが、そんな中でも体は勝手に回復していきます。そうすると、暗い気持ちから明るい気持ちも芽生えてくるようになりました。「こんなに困ってるのに助けてくれない」から「自分でできることは自分でなんとかしよう。じゃあ今の自分にできることは何だろう」と切り替えて、怒りや悲観や被害者意識(自分のことなんて誰も助けてくれない)を手放した瞬間。自分で自分の機嫌を取ると決めた瞬間。

――世界が変わりました。

コンビニに行くとスッと扉を開けてくれる人(一般客)。
パン屋に行くと「お取りしますか」と声をかけてくれる店員さん。
「どうしたんですか?」と声をかけてくれるマンションの住人。

この最後の同じマンションの人は、「自分のついでだから」と毎日のゴミ出しまで3か月ほど請け負ってくれました。知人の息子さんは、わざわざ車を出して週に1度買い物に付き合ってくれました。貴重なお休みの日に!

すごい。
優しい世界。
日本は愛にあふれる国。

まさに上の表です。
世界は自分の鏡。
ポジティブな人には優しい世界が訪れ、ネガティブな人には生きづらい世界が訪れる。

そして、ふと気づいたのです。
「あれ? あの時のあの人は、こういう気持ちだったんだ」と。

写真AC

私はある日、パルコの1階に入ろうとしました。
すると、買い物袋を両手に抱えて赤ちゃんのいるベビーカーを押しながら腰にまとわりつく3歳くらいの男の子を何とかなだめつつ肩で扉を開けようとしている女性がいました。

私は、自分が通る道なのでその扉を開けました。
母子が先に通り抜けるのを待ちました。

その女性は肩が軽くなったのに気づき顔を上げると
「あなたが神か!!!」
という顔をしました。

「ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます」
女性は私に何度も頭を下げて通り過ぎていきました。

私は思いました。
「大げさだなあ。自分が通るついでなだけなのに」

しかし、骨折した時に自分も思ったのです。
「ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます」
おそらく私も「あなたが神か!!!」という顔を何度もしていたことでしょう。笑

何気ない小さなことでも、相手にとっては非常に非常に非常に大きな助けだったりする。
小さな親切大きな感謝、です。

多分、さりげなくできる範囲で無理なくやったことだからこそ、大きな愛として温かく心に伝わるのかもしれません。本当にありがたいことだなあ、と思います。

そして、自分自身もたまにはそうできていたことをうれしく思います。
これからも、小さな親切を気づかないうちに自然とできるようになっていたいです。そうすると、世界は大きな愛で包まれるから。

優しい世界を作るのは、小さな親切。
光は明るいコミュニケーションから。
愛を生むのは、コミュニケーション。