2005年からリンデンバウムはセッションやブログやメルマガでスピリチュアルなメッセージをお伝えしてきました。
しかし、今年メルマガを終了しました。
そして今、ブログで伝えることの限界を感じております。
2010年代までは
「ブログやメルマガ読んでいます。これからも読みますね」
という言葉に、「ありがとうございます」と応えることができました。
しかし今は
「ブログ読んでいます。これからも読みますね」
という言葉に、「ブログでは上手く伝えられません。ぜひ個人セッションを受けてください」と答えます。
どうしてブログやメルマガでメッセージを伝えることに限界を感じるのか。
それは、世の中が非常に多様化したからです。
同時に、人の生き方も多様化したからです。
2010年代までは、ある程度の人に共通する課題があって、それにたいしてメッセージを発信することが容易でした。
しかし2020年代の今、それが大変困難になってきています。
例えば、今の時代に一番大切なことはコミュニケーション能力を磨くことです。
愛と光を生きるに、基礎として必須といえるのがコミュニケーション能力であって社会性です。
しかし、この「コミュニケーション能力を磨いてください」というメッセージにしても、ブログで上手く伝えられないもどかしさを感じています。
もちろん私の力不足がおおもとの原因ではあります。
無力感を覚えます。
悲しいです。
少し踏み込んで何かを言うと、誰かにとっては正解で誰かにとっては不正解のメッセージになってしまいます。
具体例を挙げるなら「豊かなコミュニケーションのためには、人見知りしないで笑顔で相手に話しかけることが大切です」と書いたとします。この内容は、10代20代の方にならかなりの割合で適切なメッセージと言えます。
しかし、しゃべりすぎでコミュニケーションの質を落としている人には逆効果になります。特に中高年の人にはそれなりの割合で誤ったメッセージになりかねません。今までの風潮では、そのアクションがむしろ正しかった面もあるからです。
想像してみてください。非常にステレオタイプな大阪のおばちゃんに「そうよそうよしゃべらなあかんねんウチの娘な結婚して神戸におって息子夫婦と孫は隣のマンション住んどんねんけど朝は私が保育園に連れてくんやそれで下の子はアレルギーあるからお弁当は――」と3時間ノンストップで自分話を聞かされたら、どうでしょう。
どっと疲れませんか。
悪気はないし良い人なんだけど、疲れませんか。
※大阪の中高年女性の大多数がこういう人なわけではありません。
こういう「しゃべりすぎによってコミュニケーションの質を下げてしまっている人」には、人見知りをしないでというメッセージではなく「今の世の中で大切なのは話す力より聞く力。聞き上手を目指してこそ円滑なコミュニケーションができます。まず話す分量を『自分1:相手9』にする努力をしてください」とお伝えするのが適切です。
一方で、このわかりやすい『自分1:相手9』という数字を口下手の人がインプットしてしまうと、事故ります。黙りすぎてしまう事態(話さなさすぎ、リアクションが薄すぎ、ノンバーバル表現力が低すぎ)になりかねません。そうなると、「この人は何を考えてるのかわからない、怖い」と相手に不安を与えてしまう――人として信頼感を与えられない深刻な事態に発展することも。
コミュニケーションではノンバーバル(非言語)のほうが重要。
つまり、リアクション力は、生命線。
表情がころころと変わるリアクションの豊かな人と話すと、とっても楽しい!
口下手なタイプの人には自己開示が大切です。
しかし、前述の自語り3時間タイプ(あ~しゃべったしゃべった!たのしかった~!)の人に「自己開示が大切」というメッセージは有害になります。むしろ「あまりあけすけにしないでください。『秘するが花』で慎みが大切」です。
必要なメッセージが、真逆なのです。
ブログでは、上手く伝えられません。
あなたがどういう人かを観てからじゃないと、話せません。
ふう、とゆるめたほうが良い人もいる。
背筋をぴんと伸ばしたほうが良い人もいる。
見事に真逆です。
人の生き方に多様性あふれる今。
個人セッションでしか伝えられないことが多くなってしまいました。
ブログで書けることには限界があります。
ブログでメッセージを伝えることに、2024年の今、困難を感じています。
もうブログ記事を書くことがあまりできません。ある人にとっては有用かもしれないけれども、ある人にとっては害になりかねないからです。
あなたのためだけにカスタマイズした多様性あるメッセージをお伝えするには、個人セッションが必要です。
スピリチュアルな言い方をするなら「地球で果たすべきことが個々人によってかなり違ってきた」となります。
ぜひ、セッションを受けてください。
個人セッションではお伝えできることがあります。
「いつもブログ読んでいます」とおっしゃってくださるあなた。ありがとうございます。
でも、ブログではもう無理なんです。
ごめんなさい。
私の力不足です。
ブログを読むのではなくセッションを受けてください。