二つ目の「人を大切にできる人って、すばらしい」
それは、KANとASKAの生涯にわたった友情について。
お若い方はご存じないかもしれないので、簡単にご紹介します。KANは「愛は勝つ」ASKAはチャゲ&飛鳥で「SAY YES」などのヒット曲を出しているアーティストです。
KANさんは、2023年11月12日にお亡くなりになりました。
がんでした。享年61。
KANさんには生涯に渡る友がいました。
ASKAさんです。
ASKAさんとKANさんは福岡での幼少期から、KANさんの死に至るまで関係が続きました。
その間には、ASKAさんの薬物による逮捕、有罪判決もありました。
そして、ASKAさんのブログに書かれている通り、ワクチンに対する姿勢の違いも。

ワクチンに対する考えは非常にセンシティブな問題で、それによって人間関係が崩れてしまうことも特にコロナ禍の間では見られました。
上のブログ記事やSNSでの発信を見ていただけたらわかる通り、ASKAさんはワクチンには反対の立場です。一方で、KANちゃんはワクチンを打つ人でした。
ASKAさんはKANちゃんにワクチンを打たないように強く伝えていました。
それでも、ASKAさんは「もう打つやつなんて知らない」とKANちゃんとの関係を断ち切ることはしませんでした。KANちゃんがASKAさんが薬物で捕まったからといって関係を絶たなかったように。
ワクチンに対する考え方の違い。
それがあったとしてもなお、二人の友情は続きました。死が二人を分かつまで。
ここで素晴らしいなと思うのが、ASKAさんはKANちゃんが打っても反対派であることを続け、KANちゃんはASKAさんに打つなと言われても打ち続けたことです。
自分の信念を貫いて、なお考え方の違う相手との関係をつなぎ続ける。
この心の柔軟性が、素晴らしいなと思うのです。
相手を自分の考えに従属させるのではなく、あるがままにする。そして、合わないところは合わない。でも「それは違う」と粘り強く表明する。共感されなくても、表明する。
「この人とは合わないから、切る」ではない。
安易にリセットしない。
ここが実に素晴らしい。
誰かとこんな友情を結べたとしたら、それだけで人生は生きるに値する。
私は、そう思います。
KANの死から1か月後。
aikoや槇原敬之たちによるカバー「KANのChristmas Song2023」が発表されました。
さらにKANの死後一年、2024年11月12日。
一周忌であるこの日に仲間のミュージシャンたちが横浜に集まり、ライブ『KANタービレ~今夜は帰さナイトフィーバー~』が行われました。
【HOST】
- スターダスト☆レビュー
- 馬場俊英
- スキマスイッチ
- 秦 基博
【ARTIST】
- ASKA
- K
- 桜井和寿(Mr.Children)
- 佐藤竹善(Sing Like Talking)
- 塩谷 哲
- 杉山清貴
- 谷村有美
- トータス松本(ウルフルズ)
- 林 幸治(TRICERATOPS)
- 藤井フミヤ
- 山崎まさよし
- 和田 唱(TRICERATOPS)
90年代に青春を過ごした人なら、目の玉が飛び出そうな豪華ラインナップです。チェッカーズのフミヤにチャゲアスのASKAにミスチルの桜井にスタレビにスキマスイッチに山崎まさよしです。やばすぎる。青春すぎる。
どれだけ生前のKANさんに人徳があったか、多くのミュージシャンから慕われ愛されてきたか。
メンバーを見るだけで伝わってきます。
KANさんと奥様の桜子さんの間に、お子さんはいらっしゃいません。
しかし「人を残す」という意味では、KANさんは見事に自分の音を、心を、たくさんの人に引き継ぐことになりました。
――オチがないのでじぇんじぇん関係ないクイズです。
問題:私が一番好きなKANの楽曲は何でしょう
- WHITE LINE〜指定場所一時不停止〜
- 遥かなるまわり道の向こうで
- 千歳(新千歳ではなく、千歳)
- SAY YES
かなり ボク つらい!!!
ほなサイババ。

